今日は「酒を熟成する」の話です。
最近の研究によりますと、酒の熟成に水が大きな役割を果たしている事が分かってきました。酒を寝かせると味に丸みが出てくるのは、水の分子の隙間に細長いアルコール分子が入り込んで、アルコール分子が水に包まれた形になる為だそうです。新しい酒では水分子とアルコール分子がばらばらに存在しているため、飲むとツンツンした刺激を受けてしまいます。酒の熟成とは分子とアルコールとの会合の度合いと考えてよいのです。
【中略】
アルコールを安定に保つ濃度は40%といわれており、実験をしてみますとこの濃度がアルコールが最も粘り気を持つ濃度であることが判明しました。泡盛などの古酒を瓶詰めにする場合、アルコール濃度を40%前後に調整しているのは安定性を保つ為だろうとされています。
【酒を熟成する 人間総合科学大学 藤田鉱一郎著】より転載
ちなみにアルコールの安定ではなく熟成を達成する為に理想の濃度は60%だそうです。強いお酒は嫌いではありませんが、これはいくら美味しくても間違いなく悪酔いしますね・・・間違いない(笑)

今日は所用があって月島に立ち寄りました。最近夜の帳(とばり)が降りるのが早くなりましたね、そういえばもう少ししたら霜月(11月)ですし、ぼやぼやしていたら師走(12月)ですものね、月日の移ろいは早いですね、光陰(こういん)矢の如(ごと)しでしょうか。今日のお店は、安美味魚介料理の頂点「魚仁」さんです。
魚仁1
お店の外観です。

住所: 東京都中央区月島3-12-5
電話番号:03-3532-6601
定休日:無休

魚仁2
今日のオーダーは「煮込み」@500です。すみません、実は今日は日曜日なので店内に立ち寄らず、お土産(オミヤ)を求めただけなのでした。
私はこのお店、10回以上訪れていますが、あまり好きではありません。 理由は簡単です。
一つ目には、五月蝿(うるさ)すぎて、会話がよくできません。二つ目には、中国人スタッフがオーダーをよく取り間違えます、よって頼んだものがすぐ出てきません。三つ目には、不潔なことです。これは私の嫌いな要件を全て兼ね揃えています、私的には×なお店です。でも味は良いですから、上記三点を良しとする方はこの有名な安美味店に是非訪れてください。
ここの店主は西仲町で魚屋を営んでおり、その後今の地面で屋台をやり、そこでの努力によって今のお店の礎が作られたのです。そしてその後事業を拡大して、今の業容を築かれました。地元では使えきれない程の冨を築いたのにも係わらず、家は建替えもせず昔のままですし、服もいつもナッパ服みたいなものを着ているということで、本当に仕事好きな、謙虚な方という評価です・・・これはできそうでできません、エライビックリマーク

魚仁3
味ですか、ここの煮込みは月島一です。煮込Kingの岸田屋さんより間違いなく美味しいと思います。肉は築地の秋山畜産ですから、普通の調達です。仕込みがいいのでしょうね、一緒に家で食べた奥様も絶賛していました。ポイントは肉に全く臭みがありません、そして肉がジューシーで程よくオイリーということでしょうか、さらにシマチョウを主体として色んな部位の肉が入っていることです。これは食べていて楽しめます。白眉なのは喉軟骨がありました、これは珍しいですね。やはりここの煮込みは月島最強と断言してよいでしょう・・・自信ありビックリマーク

それでは(^_-)