今日の話は「味気ない話其の二」です。
私が札幌に行く前富士吉田のお客さんを担当していた頃の話です。
そこの社長さんかなり偏屈で狷介で孤高で固陋という頑固業界の首領(ドン)みたいなオジサンで、いつも会うたびにかなり緊張していたことが思い出されます。

ある日この社長がたまには飯食うかということで、富士吉田で一番美味いうどん屋に連れって行ってやるといわれ二つ返事ヘコヘコとついて行きました。
今でこそ富士吉田は「うどんの宝庫」ということで観光スポットになっていますが当時はそれほどブレークしていません。
しかし宴会と祝儀などの時は、必ず「うどん」を食べて終わりにするという位な“うどん好き”な土地柄ですので期待は十分です。

社長のベンツに乗ること二十分位でとある民家(看板も出ていない)に着きました。
すると社長がその民家の引き戸を開け
「今日はやってるかい」
とお店の中にお訪(とない)を入れます。しばらくすると店の中に招き入れられたので、どうやら今日は食べることができそうです。
社長の説明によるとこのお店上手くうどんが打てない時には、店を開けない事もあるようで、うどん作りに命をかけているお店との事です。

社長から最初は素うどんを食べてくれと言われたので、それに従いました。
しばらくすると素うどんが運ばれてきました。
熱々の湯気が立ち上がる丼(どんぶり)の中で艶々(つやつや)としたうどんがまるで生き物のように揺蕩(たゆた)うています。

早速熱々のどうんをすすります。アリャリャ何と味がしません。
まさかと思いながら対面の社長の顔を見ると特段驚くこともなく美味しそうにツルツルとうどんを手繰(たぐ)っています。よくよくみるとこのうどん、汁(つゆ)がうどん湯なのですね。
確か江戸っ子グルメの人が本当に美味しいお蕎麦を食べる時、蕎麦つゆで食べるのではなく、冷やした名泉で食べることで本来の蕎麦の味を味わうという話を聞きましたが多分それのうどん版なのでしょうか。
しばらくすると社長が
「どうだここのうどん腰があってほんのり甘くておいしいズラ」
といわれ私は
「おいしいですね、ただしうどん湯だけですと飽きてきましたので、味が欲しいですね」
というと
「そういう時はそこにある醤油と味の素で味をつけるのだよ」
と返されたので早速実践しました。

味ですか、トホホですよ。出汁(ダシ)もないうどん湯に醤油と味の素を入れただけですからお美味しい分けがありません。
一体これは何という食べ物なのだろうと思わず???と考え込んだ程です。
これが本当の味気ない話でした(笑)


今日のお店は帯広ロッキー大泉店です。
住所: 東京都練馬区東大泉2-34-1オズスタジオシティ1F
電話番号:03-3922-0085
営業時間:11:00〜21:00(スープが無くなり次第終了)
定休日:なし

そして獲物は味噌チャーシュー@1100です。



なにかここ最近味が良くなってきています。
スープは濃厚で、野菜は具沢山です。チャーシューもトロトロで一度口に入れるととろけんとするばかりです。道産子ラーメンフリークとしてはこの店お勧めです。
ただし以前から指摘していましたが、化学調味料少し入れすぎですかね(笑)

それでは(^_-)