おかげさまで松葉杖がとれました。
といってもまだ装具つきですが、アキレス腱切断以来7週間ぶりの二本足です。
アキレス腱も形が見えてきました。しかしまだタラコみたいな太さです。
でも手術したのとしないのでは、後者即ちしないほうのほうが限りなく元に戻るそうです。
手術しなくて良かった(本当は仕事が忙しくてできなかったのです

今日は「タクシー運転手さん」の話です。
ススキでの接待の後タクシーに乗って自宅に帰る時に、何故か運転手さんとビール園の話で盛り上がりました。たしか天神山付近にあったアサヒビール園の話でした。

話している途中運転手さんが天神山といえば先週同僚が体験した話をし始めました。
深夜に丘珠空港付近から天神山まで白いコートを着た髪の毛の長い若い女性を乗せたそうです。
丘珠空港あたりといえば何もないところで、空港がクローズした後は車もまばらです。よって普通だったらタクシーも拾えるはずもないので、こんな時間に女性が歩いていることが自体が奇妙です。

運転手さんがいぶかしがり、「なしてこんな時間にこんなところ歩いていたの」と聞くと学校に楽譜をとりに来たのとのことです。
運転手さんはこのあたりには音楽学校もなく即座に嘘をついているなと思い、変に係わりあいたくないのでそれ以上話を続けなかったそうです。

天神山の中腹当たりの、廻りには何も無い白い木造一軒家が彼女の家でした。
漆黒の闇の中、月夜の光が青白く彼女の家を浮かび上がらせています。
家の前につくと彼女は財布を取り出して支払いをしようとするのですが、お金が足りないようで家に取りに行くとのことです。
運転手さんは無賃乗車によくある定番方法なのでしっかりと彼女の行く先を瞬きもせず凝視していました。間違いなく家の玄関から家に入ったのでこれなら取りぱっぐれしないと安心して煙草の紫煙をくゆらせていたのです。

ところが中々出てきません。しまったやられたと思い運転手さんは家の玄関のチャイムを鳴らしました。しばらくしてこの家のご主人が出てきました。
運転手さん「すみません。タクシーの運転手ですがお宅のお嬢さん乗せてきたのですが、お金が足りないといってこの玄関から家に取りに帰られたのですがどうされましたか?」
ご主人「それはなにかの勘違いではないですか、我家には娘はいませんよ」
運転手さん「イヤイヤ間違いなくこの玄関からはいったのを見ているのです。もしかしてお宅には通り抜けることができる裏口はありますか」
ご主人「そんなものアリマセンヨ。もし玄関から誰か入って来たら居間にピンポンとチャイムがなるので分かります。カアサンもいましたがお互い聞いていませんよ(怒)」
運転手さん「しかし・・・」
このご主人嘘を言っているように思えず、しかし間違いなく乗せてきており運転手さんの頭の中は千々に乱れてきました。

突然の深夜の訪問者の応対を居間で聞いていた奥さんも玄関にやってきました。
しかしこの奥さん顔が引きつっています。
奥さん「運転手さん、間違いなく本当に若い女性をここまで乗せてきたのですか」
運転手さん「嘘つくわけ無いですよ。丘珠空港付近で乗せ間違いなくお宅まで乗せてきましたヨ」
丘珠空港付近という言葉を聴くと、今度はご主人の顔が気色ばみます。そして二人はまさかという顔でお互いを見合せました。

しばらくしてこのご夫婦は運転手さんを居室に招きいれます。
そこには仏壇の上に真新しい遺影と納骨前の骨壷がおいてありました。
奥さん「乗せてきた娘さんってこの娘(こ)ですか」
運転手さん「・・・・(絶句)」

この娘さんは音大にいっており,可哀相なことに丘珠空港付近で交通事故に合い若い命を失ったようです。そしてこの運転手さんは帰社して会社にこの事態を報告した後寝込んでしまいそれ以来会社にはきてないとのことです。

今日のお店は「 きじ」です。
住所:  東京都千代田区丸の内2-7-3東京ビルB1
TEL:03-3216-3123

今回で二回目です。
そして今日の獲物は「スジモダン焼」@1,250です。



やはりこれすごく美味しいですね。スジ肉も美味しいし、卵もニュルニュルでたまりません。
焼ソバもモチモチで最高です。
本当に関西人に生まれてよかったなと思う瞬間です(嘘)
前回甘く感じたソースも今回は舌が慣れたのか、やはりこの焼ソバにはこのソースだと思うようになりました。
ところが一緒も「豚玉」@750を頼んだのですが(写真保存忘れ)これは逆に平板でした。
大阪で食べたお好み焼きやさんとあまり変わりませんでした。
ということはこのお店「スジモダン焼」が頭三つ位抜けているのですね(笑)

それでは(^_-)