数日前「ひ」と「し」の使い分けができなった先輩の話を書きました。
今日はもう少し下町言葉を掘り下げてみます。

BEST3は多分次の通りです。
1. 万年筆(まんねんしつ)
2. 潮干狩り(しおしがり)
3. 布団を引く(ふとんをしく)
やはりこの3点セットは下町言葉として人口に膾炙していると言いきれるでしょう。私はこの発音をかなり大きくなるまで正しいと信じていました。でも布団を引くは、大辞林によると布団を敷くが正しいようです

ポピュラーなのは
1.朝日新聞(あさししんぶん)
2.お冷(おしや)⇒水のこと
3.火鉢(しばち)
4.お櫃(おしつ)
朝日新聞ねこれはキチンと喋ろうとしたらできたと思えるのですが・・・でもこういう発音する人は下町には推定で10万人以上はいたでしょう(笑)。
お冷(おしや)は水のことですが、下町っ子も流石に「お冷(水)もしたたるイイ男」とは言っていませんでした。

下町特有な発音
・準備(じんび)
・新宿(しんじく)
・美術(びじつ)
・技術(ぎじつ)
・マントヒヒ(まんとしし)
・羊(しつじ)
中学生のころ美術(びじゅつ)の授業とは絶対(ぜってぇ)に言ってませんでした。
マントヒヒ(まんとしし)は多分こういう風にいうとうお約束のような気がします。
ニシキ蛇を「二匹蛇」のことだと思って亡くなった下町っ子は5万人以上はいたでしょう(笑)

名詞編
・お味噌汁(おみおつけ)
・醤油(おしたじ)
・スルメ(あたりめ)
・百姓(しゃくしょう)
・あなた(おめぇ)
昔の下町っ子怒らすには「刃物」は要りません。ただ単に「百姓(しゃくしょう)」とか「かっぺ(田舎っぺ)」と言う言葉を男性に吐けばすぐに殴りかかられるでしょう。ただし「ドン百姓」だけは危険です。次の日大川(隅田川)に浮かび、カモメの餌になっている可能性がありますプライドが高いのでしょうね(笑)

動詞編
・お入りなさい(へえんなよ)
・髭をそる(ひげをあたる)
・蕎麦を食べる(そばをたぐる)
・落ちる(おっこちる)
・何をしているのか(なにをしてやんでぇ)
・片付ける(かたす)

地方の方が上京して下町の郵便局に勤務し、下町のお年寄りのお宅に書留を届けた時のことです。
郵便局員「すみません、××さんのお宅ですか。郵便局ですが書留を持ってきました」
お年寄り「俺っちだよ。悪いけれど足が悪いんで家の中へえってくんな」
郵便局員「はあ〜ェ」
お年寄り「へえれったらへえんなヨ、ず〜っと戸を開けっ放しにしていたら寒ぃだろ。このすっとこどっこいが」
郵便局員「恐れ入りますが、もう一度お尋ねしますが××さんのお宅ですよね」
お年寄り「あたぼうよ。××っていったら俺つちのことよ」

結局この郵便局員さん仕事は無事終わらせることができたのですが、帰ってから同僚にあの××さんって人どうやら外国の方らしいな、可哀想に日本語が不自由なようだとコボシテいたそうです(これ実話)

副詞・形容詞編
・塩辛い(しょっぺぇ)
・怖い(おっかねぇ)
・良くない(よくねぇ)
・甘い(あめぇ)
・真っ直ぐ(まっつぐ)
・酷い(ひでぇ)
・半ちく(はんちく)
下町の人が重いものを皆で運ぶ時に、良く地名を使用します。
例えば「上野のほうに五十セン(CMのこと)よせて、それから千住のうほうに2Mほど下ってよ」というふうにです。多分「右手はお箸を持つ手」的感覚だったのでしょうね(懐かしい)

もう25時近くなってきたのできりがありません。
風呂敷をたたむ事とします。
今にして思うと下町言葉ってキタナイですよね(笑)
でも「火の用心」は「しのようじん」ではなく「ひのようじん」と言っていた記憶があるのですが・・・
下町言葉は慣用的に使っていたのか、そういう風に発音するものだと思っていたのかと問われれば多分後者でしょうね(悩む)

今日のお店は「サイゼリヤ」です。
サイゼリヤの名前はイタリア語(古語)の花の名前が由来しています。その花は、“くちなしの花” です。サイゼリヤが創業した7月7日の誕生花がそうであったのと“くちなしの花”の花言葉が、「私は幸せです」というところがネーミングの決め手になったとのことです。

ペペロンチーノ
ペペロンチーノ@299です。味はやはりグラッチェの方が数段上ですね。オリコンランキングでもグラッチェの一位に対してサイゼリヤは八位ですからその差は歴然でしょう(笑)



ディアボラ風ハンバーグ
ディアボラ風ハンバーグ@499です。ディアボラ風とは悪魔風ということですがどこが悪魔なのでしょうか。まさかこのお店、熊のヌイグルミが店内アクセントとしておかれているので「アッ!熊」という分けではないのでしょうが・・・


四本足(松葉杖)でチョットつらいのですが、明日(もう今日か)は井の頭公園に花見に行きたいな

それでは(^_-)