昨日昭和五年の帝都東京の地図を見ていて思い出したことが有ります。
それは実家のそばにある文花団地を子供の頃トウモスとかモスリン跡地と呼んでいた事です。
昨日地図でその当りよくよく見ると東京モスリン紡績となっていました。
これ調べてみると紡績工場でかの有名な「女工哀史」で有名な労働文学作家の細井和喜蔵が働いていた所です。
ここでの体験が後の女工哀史に結び付いていったのですね。
でもここでの体験というのが好きになった女工の手がどす黒く節くれだっているのを見て、美しい衣服を織るために幾万の若い女性が犠牲になっている現状に疑問を持ったのが女性労働に目を向けるようになった端緒だそうです→かなりフェミニストです。
しかしトウモスが東京モスリンを短縮した言葉で、さらに自分の実家のそばに有ってあの女工哀史の構想がそこで醸成されていたことも知りませんでした。
でもこの本が人口に膾炙したので、昭和2年同工場での始めてのストライキで労働者が勝利し、初めて女工の外出(外出ですよ)が認められたのです。
当時その東モス周辺にに立地していた女工哀史的工場はきたる時代の波に巻き込まれみな消滅しました。
唯一花王石鹸(現花王)のみが現存しています。

そうそう地図の中で浅草も見ていたのですが、今でも現存している食べ物屋さんは、
雷おこし「常盤堂」、天麩羅「大黒屋」、同じく天麩羅屋「天定」の三店のみです。
やはりここでも時代の移ろいを感じさせられました。

さて今日の獲物は社員食堂の「大アジ」ですが、しばらくみない間にすっかり小さくなってしまいトホホです。


以前はこのお皿からはみ出ていたのにネ
店員さんにお聞きしますと、入荷の関係でこういう日もあるのだそうです。
味が一緒なので、小さい分損した気分です。

それでは(^_-)