昨日は平成中村座ニューヨーク公演2007「法界坊〜隅田川続偵〜」をTV観劇しました。去年の「夏祭難波鏡」(なつまつりないわかがみ)に続くものでしたので楽しみにしていました。
歌舞伎は面白いですね。
でも今回は劇中に英語を多用するなど演出面での工夫は見られますが、前回の「夏祭難波鏡」中の団七と舅義平次が泥にまみれて殺し合う場面のサプライズと比較すると少し平板かなと思ったりしました。
でも中村勘九郎の「海老反り」(海老のように背中を思い切り反らす技)、「トンボ」(くるりと前に返ったり、後ろに返ったりする技)には驚かされました。
勘九郎少しメタボなので、キチンとできないかと思いきやキッチリと決めていました。流石プロですね。

学生時代よくアルバイトで東銀座の歌舞伎座に店屋物を届けていました。
たしか裏口から入ると、大きな浴場があり湯気に追い立てられ階段を登っていくと新進の役者が集う大部屋です。
女形役者の方々が多くほとんど皆様が婦言葉で話されていましたので、「倒錯感」と「白粉の香り」とが混じりあって、一種独特の雰囲気を醸しだしていました。

さて歌舞伎座といえばその脇にある「銀之塔ひらい」です。
ここのシチューはどこか和風テイストのデミグラスソースのシチューです。
確かメニューはビーフ、野菜、タンのシチューとその3つが入ったミックスがあります。特にタンシチューは柔ここく口の中でトローリととろけます。
またここの「香の物」はシチューとホッコリごはんと抜群の合性です。
銀の塔 ひらい
値段は当時@1,500ですが今Netでみたら@2,500に値上がりしていました。
業界で聞いた話では、代替わりして「味」が変わったそうです→まずくなったという意味ではありません、昔の味を求めて行かれたら少し驚かされるという意味です。
歌舞伎座にて「一幕見席」のお帰りには是非お立ち寄りください。

それでは(^_-)