今日は「マラソン奇縁」の話です。 
私がマラソンをするようになったのはただ単なる偶然が重なっただけです。
何故このようなsportにハマったのかを説明いたします。
聞きたくない、そういわずお付き合いください。
説明する為には時計の針を1994年7月に戻す必要があります。

札幌に転勤してはや4年目がたとうしています。
取引先に横山専務という方がいます。
この方は地元では有名な室蘭工大の応用理化学を卒業されたeliteさんです。といいたいのですがほとんど授業は出ておらず、ひたすら空手の稽古に明け暮れていたバンカラ学生であります。
この横山専務とは私が同じ武道系(私は剣道二段)ということでとても可愛がってもらい、よくすすきのには飲みに連れてってもらいました。
酔っぱらうと専務は必ず、△△君(私の事)、回し蹴りはこのように蹴ります、といってその型を見せてくれるのですが、お酒の所為(せい)かお歳のせいか大コケして地球に熱い接吻をするのが常でした。

この専務は生涯体育会ということで当時50歳近かったのですが色々なsportを熱心にされていました。特にマラソンがお好きのようで、私と飲む度毎に、マラソンしよう、やろう、しちゃおうよ、と誘いこみます。
その誘い方があまりにしつっこいのでとうとう耐えきれなくなり、ある時にlip serviceで、ジョギングくらいならいいですよ、と言ってしまったのです。

それから三週間後のとある日、事務所に戻るってくると私の机の上に申し込んでもない札幌マラソン10km走の申込書がありました。
その申込書には、私の姓名、年齢は勿論、住所その他、諸々が書き込まれていてしかも“受付済”の判がご丁寧にも押してありました。
専務の仕業だとすぐに合点がいったのですが、何で自宅の住所を含む私の個人情報を知り得たのだろうと疑問に思って眉をしかめていたら、部下の女性が申し訳なそうに、すみません、△△さん。先日横山専務から電話があり、△△さんの自宅にお中元を贈りたいから住所、電話番号、生年月日等を教えてくれ、と頼まれたのです。
私は札幌ではよくある話なのであまり不思議にも思わず教えてしまったのですが、生年月日まで確認するのはやはり変だなとは思っていました、との事でした。

どうやら私は“ルビコン川”を渡らなければならなくなったようです。
早速専務に電話して前から誘われていた練習の日時の日取りを決めました。
申込書を入手したその週の土曜日の午前、札幌は野幌森林公園で札幌マラソンに向けての練習が始まりました。
野幌森林公園
野幌森林公園は冬場はクロスカントリーの競技場になるくらいですから起伏の富んだ練習コースが沢山あります。
その日専務が選んだのは6kmのup-and-downのきついtrickyなコースでした。
当然のことながら私はそれまで長距離なんか走ったことはありません。
専務に並走してもらい約一時間強かけて何とか完走しました。
すごい疲労で完走した後はたまらず地面にへたり込み、その日の朝に食べた食事を全て戻してしまいました。

その日から私の思いは完璧に臥薪嘗胆(がしんしょうたん)状態となり、くそう、下町っ子をなめるなよ!とマラソン練習を開始したのです。
取りあえず10kmは完走しないと、面子丸つぶれになるので、毎夜仕事が終わると家の近くのサイクリングロードでtrainingを続けました。

札幌マラソン
札幌マラソンの当日、空は抜けるような青空、しかし私の心は曇っています。
何故かといえば練習をすることはしたのですが、どうひっくり返っても8km完走が最高なのです。こりゃマズイナぁ、恥をかきに来たようなものだなと嘆息しながらスタートラインに着いたのです。しかしアドレナリンの力で何とか完走しました。
結果ですか、いいわけないじゃないですか。
これで私は咽に突き刺さった小骨が抜けるかのように、この数カ月間苦しめられたマラソンとの向き合いをfile closeにしたのです。

それから約一ヵ月後の月曜日の朝、いろんな取引先からジャカスカと私に電話がかかってきたのです。
内容は皆同じで、道新(北海道新聞)のマラソン結果を見たよ、すごいじゃない!です。
実はこの札幌マラソンで私は予想だにしない100位というキリ番だったのです。
従ってマラソン100位以内入賞者ということで北海道新聞に私の氏名、会社名が掲載されていたのでした。
ここからが本領発揮です。根がお調子づく下町っ子ですので、なんだ俺って才能があるんじゃない、今からバルセロナオリンピックでも狙うか、と広言し始めたのですね。
この日を境にこの魔性のsport=マラソンの世界にのめり込んでいったのです。

いかがでしたか、冒頭の記述の通り不可思議な縁(えにし)で私はマラソンと向き合うようになり現在に至りました。

この動画くだらないと思いながら、ついつい引き込まれて最後まで見てしまったのです。



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今日は成人の日です。
姪の成人の日のお祝いに錦糸町に参りました。
今日のお昼は土地っ子である妹夫婦が推奨する「寿々喜」さんに参りました。

住所: 東京都墨田区太平3-18-8
電話:03-6638-8622
休日:木曜日

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お店の外観です。

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店内の雰囲気です。
この壁の俳句は「花の後 万日まいり すみだ川 海苔を力に 蕎麦切を噛む」と書かれています(左半分は画像には写っていません)。
この俳句は芭蕉時代の句らしいですが、読み人知らずです。

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メニューです。

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今日のオーダー「カツ丼+ぶっかけ」@850円です。
このお店はもともと 平井にあったのですが道路拡張で移転してきたようですよ。
しかし14時だというのに客足が途切れませんね。義理の弟の説明では、このお店は繁盛店なので地元の客は混雑を避けて時間差で来ているから絶え間なく混んでいるとのことでした。
待つこと15分で着丼です。
すごいボリュームですね、これで本当に採算がとれるのかなと思わず心配してしまいます。
それではカツ丼から実食です。肉が柔らかいですね、この柔らかさには瞠目しました。
玉子はいま流行(はやり)のトロトロではなく、しっかりと火を通したものです。
味ですか、と・て・も・美・味・し・い!
かなりのlevelです。

ぶっかけは蕎麦にコシがあり太さもいいですね。これはカツ丼ほどではありませんがやはり匠の味です。
料理全般に味が濃いのですが下町ではこれが普通です。
それと義理の弟が一押ししているカレー丼を一口ご相伴させてもらいましたがこれまた絶品です。
豚肉freakの方は是非challengeしてみて下さい、決して裏切りませんよビックリマーク

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新年なので地元の名店「やげん掘」さんの七味唐辛子を頂きました、さすが下町ですね。

それでは(^_-)